国等への損害賠償請求(2020年以降):建設業に従事していた方の場合

Compensation against State

建設業で働き、中皮腫・肺がん・石綿肺などアスベストによる病気になられた方は、
2020年以降 国等に損害賠償ができる可能性があります。

一緒に過去のお仕事について思い出してみませんか?

アスベスト工場の元労働者の方を対象とした大阪泉南アスベスト訴訟(泉南型国賠)とは別に、アスベスト含有建材などを直接扱った方、アスベスト含有建材を使用する建設現場などで働いていた方々が健康被害をこうむり、国と建材メーカーに対して賠償を求めた訴訟(「建設アスベスト訴訟」)があります。現在、各地の高裁レベルで勝訴しており、2020年以降に最高裁判決が下されると見込まれます。

ポイント

  1. アスベストは「吹付け」と呼ばれる鉄骨部分などに耐火被覆・吸音・結露防止のために吹き付けられた綿(わた)状のものだけではありません。まずは、「吹付けアスベストだけがアスベスト現場」という思い込みを捨てましょう。
  2. 石綿障害予防規則でレベル2に分類される煙突用石綿断熱材、石綿保温材といった発じん性の高い建材や、例えば、大平板・ケイカル板・Pタイルと呼ばれた多くの内装材、外壁材(サイディングや押し出し成型板)や屋根材(商品名はコロニアル・カラーベストなど)等々・・・建設業者が日常的に使用していたボードやサイディング、屋根材やタイルなどにアスベストが含まれていました。
  3. 被害を受けた職種は、大工・板金工・左官・電気工・設備配管工・現場監督・・・等々、建設業のあらゆる職種にわたります。
  4. 建設労働者による「建設アスベスト訴訟」では、国の責任と建材メーカーの責任を認める判決が出ています。(2019年9月現在)
  5. 建設現場で働いた経験があり、中皮腫・肺がん・石綿肺・びまん性胸膜肥厚といったアスベスト関連の病気になった方は、労災申請の手続きを含めご相談ください。


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(本項目の文章は2019年10月段階の内容です。最新の情報をご確認下さい。)

医療・健康相談員の
ご紹介

事務局次長
斎藤 洋太郎(さいとう ようたろう)

母と妻が、労災患者です(脳卒中と脊髄損傷)。趣味は、日本を含む東亜の文化です。被害者・家族の人権を守りましょう。

斎藤洋太郎


事務局員
尾形 海子(おがた ひろこ)

お困りのこと、ぜひご相談ください。「医療機関からCTやレントゲン写真を借りたいが、借り方がわからない」ときや「監督署へ相談に行きたいが、どう説明したら良いかわからない」ときなど、現場で皆さんのお手伝いができればと思っています。

尾形海子