The Construction-Asbestos Lawsuit News
2024年1月10日、首都圏建設アスベスト訴訟(東京)第4陣の第4回期日が、東京地裁において開かれました。この第4陣は2022年6月7日に全国一斉に提訴されたもので、アスベストセンターと東京労働安全衛生センターから会員10人(被災者8人)が参加しています。
なお、東北では、2020年に第1陣が仙台地裁に提訴したのを皮切りに、22年・23年と計22人(被災者17人)が提訴しており、そのうちアスベストセンターの会員9人(被災者7人)が、この一連の訴訟に参加しています。
今回も前回の期日に続き、遺族原告が、水道配管作業でアスベストにばく露し肺がんで亡くなった父親への想い、遺族としての悔しさを法廷で訴えました。
また、東京地裁前では原告・弁護団による集会が開かれ、アスベストセンター会員で原告の秋谷陽一さんが、石綿吹付け作業によってこうむった健康被害や闘病の苦しさ、1日も早い解決を訴えました。
首都圏第4陣の次回期日は、3月5日(火)14時になります。毎回、多くの方に傍聴いただき感謝申し上げます。『一人で裁判をしてるわけじゃない。仲間がいるから心強い。』次回の傍聴参加もぜひお待ちしています。
第1陣の期日が、仙台地裁において開かれました。第1陣原告の2回目となる本人尋問が行われ、被害を法廷で訴えました。
次回の第17回目期日は、仙台地裁で3月4日(月)13時30分開廷です。次回は、私たちの仲間である原告の本田正幸さん(電気工)が、法廷でお話をする予定です。ぜひ一緒に傍聴し、本田さんを応援しましょう。
傍聴を希望される方は、尾形が裁判所をご案内しますので、ご連絡ください。
1月21日(日)、首都圏と東北の建設アスベスト訴訟に参加しているアスベストセンターと東京労働安全センターの会員が集まり、昼食交流会を開催しました。
今回の交流会では、仙台地裁、東京地裁でそれぞれ提訴した原告の皆さんが集まり、弁護士より現在の訴訟の状況に関する報告を聞いたり、近況などを報告し合って互いに交流を深めました。
1年前に交流会を開催した時よりも、裁判傍聴などを通じて互いに顔見知りとなり、尋問のことなどについて詳しく弁護士に質問したりと、深い情報交換ができたのではないかと思います。
今回も「仲間の存在を知り話ができて嬉しい。」との感想をいただきました。
今後は、苦労を共有するだけでなく、楽しい思い出も作っていければと思います。また、東北・仙台でも原告の集まりを持ちたいと考えていますので、その節はぜひご参加ください。
事務局次長
尾形 海子(おがた ひろこ)
お困りのこと、ぜひご相談ください。「医療機関からCTやレントゲン写真を借りたいが、借り方がわからない」ときや「監督署へ相談に行きたいが、どう説明したら良いかわからない」ときなど、現場で皆さんのお手伝いができればと思っています。
事務局次長
田口 正俊(たぐち まさとし)
お一人で悩まずに、ぜひご相談ください。以前、建設業の労働組合におりましたので、特に技能者や一人親方の方、ご自分の働いた履歴や元請の証明、労働者性があるかどうかなど、お困りの時にご支援できたらと思っております。
委託職員
斎藤 洋太郎(さいとう ようたろう)
母と妻が、労災患者です(脳卒中と脊髄損傷)。趣味は、日本を含む東亜の文化です。被害者・家族の人権を守りましょう。