The Judgement of the Supreme Court
建設アスベスト訴訟では、審理が先行していた4つの訴訟(神奈川、東京、京都、大阪)の上告審判決で、国とメーカーの責任など、各高裁では判断が分かれていた主要な争点について、2021年5月16日に最高裁判所が統一的な判断を示しました。
1975年(昭和50)年10月1日から2004年(平成16)年9月30日までの間
(吹付作業に係わる建設業務の場合は、1972年(昭和47)年10月1日から1975年(昭和50)年10月1日までの間)
石綿肺、肺がん、中皮腫、びまん性胸膜肥厚、良性石綿胸水に罹患(りかん)していること。
基準慰謝料額、責任割合は訴訟によって異なる。
責任期間や対象職種については判決では確定しておらず、対象の建材メーカーや建材の使用時期等によって判断が異なる可能性があります。
エーアンドエーマテリアル、神島化学工業、日鉄ケミカル&マテリアル、大建工業、太平洋セメント、ニチアス、日東紡績、バルカー、ノザワ、エム・エム・ケイ
※これら企業は、かつてアスベスト建材の製造・販売市場で大きなシェアを占めていた企業になります。
※明確な責任が認められたにもかかわらず、上記建材メーカーはなおも裁判で争う姿勢を崩していません(2021年9月25日現在)。
アスベストセンターは、原告を含む被災者・弁護団とともに、被告の建材メーカーが責任を果たすまで、訴訟という形で責任を追求していきます。
また、屋外労働者や国が認めなかった責任期間に懸命に働いた方々の思いを受け止め、補償・救済を目指して頑張ります。
事務局次長
尾形 海子(おがた ひろこ)
お困りのこと、ぜひご相談ください。「医療機関からCTやレントゲン写真を借りたいが、借り方がわからない」ときや「監督署へ相談に行きたいが、どう説明したら良いかわからない」ときなど、現場で皆さんのお手伝いができればと思っています。
事務局次長
田口 正俊(たぐち まさとし)
お一人で悩まずに、ぜひご相談ください。以前、建設業の労働組合におりましたので、特に技能者や一人親方の方、ご自分の働いた履歴や元請の証明、労働者性があるかどうかなど、お困りの時にご支援できたらと思っております。
委託職員
斎藤 洋太郎(さいとう ようたろう)
母と妻が、労災患者です(脳卒中と脊髄損傷)。趣味は、日本を含む東亜の文化です。被害者・家族の人権を守りましょう。