The Construction-Asbestos Lawsuit News
緊急事態宣言を受け2月に予定していた法律相談会は延期し、電話相談にきりかえます
建設業で働き、石綿肺・中皮腫・石綿肺がん・びまん性胸膜肥厚等で労災認定されている方は、損害賠償請求することをおすすめします
アスベストセンター会員の皆様、東京労働安全衛生センター相談者の皆様が、むずかしいと感じる証拠収集や事務手続きは、アスベストセンターを支援する弁護士が患者さんやご家族に代わって行います。
中皮腫・じん肺・アスベストセンターと東京労働安全衛生センターの両センタースタッフが、それを支援し、協力します。
8月26日
[ 建設アスベスト東北訴訟 ]
仙台地裁へ、アスベストセンター会員8名が提訴
9月19日
第1回関東地区相談会 4名の被災者(遺族)が訴訟準備中
11月15日
第2回関東地区相談会 6名の被災者(遺族)が訴訟準備中
電話:
080-8217-5022 (アスベストセンター担当:尾形・田口)
03-3683-9765 (東京安全センター担当:飯田)
FAX:
03-3683-9766 (二団体共通)
メール:
info@asbestos-center.jp (アスベストセンター)
center02@toshc.org(東京労働安全衛生センター)
これまで国の労働者への責任は共通的に認められていますが、高裁間で判断が分かれていたのは、一人親方への国の責任と石綿製造企業の責任を認めるか否かが大きな二点とされていました。12月14日、最高裁第一小法廷は、東京第一陣訴訟について高裁判決を不服とした国の上告を棄却し、規制を怠った国の責任を認めました。また、労働者だけでなく一人親方等に対する国の責任も認めました。最高裁で一人親方等も含めた国の責任が確定したことは、極めて画期的で、被害者救済を大きく前進させるものです。
2月25日に開くとした弁論で建材メーカーの責任を否定した東京高裁判決が見直される可能性が出てきました。
原告団は国に対して「建設工事従事者に対する石綿被害補償基金制度」の創設を求めています。これまで「全国トンネルじん肺根絶訴訟」、「大阪・泉南アスベスト国家賠償請求訴訟」でも国との和解が成立し、国と企業の拠出による救済基金制度の創設が求められてきましたが、現時点では実現が困難な状況にあります。これらの訴訟でも損害賠償を受けるためには、必ず提訴をしなければなりません。私たちとしては「救済基金制度」の実現に努力しつつも当面、提訴する方向での取り組みを会員の皆さんにお願いすることになります。
石綿肺(管理区分2・合併症あり)1,300万円/石綿肺(管理区分3・合併症あり)1,800万円
石綿肺(管理区分4)、肺がん、中皮腫、びまん性胸膜肥厚、良性石綿胸水2,200万円
石綿関連疾患による死亡:2,500万円
大工、内装工、電工、吹付工、左官工、塗装工、タイル工、配管工、ダクト工、空調設備工、鉄骨工、溶接工、ブロック工、保温工、鳶工、墨出し工、型枠大工、解体工、はつり工、築炉工、エレベーター工、サッシ工、シャッター工、電気保安工、現場監督
事務局次長
尾形 海子(おがた ひろこ)
お困りのこと、ぜひご相談ください。「医療機関からCTやレントゲン写真を借りたいが、借り方がわからない」ときや「監督署へ相談に行きたいが、どう説明したら良いかわからない」ときなど、現場で皆さんのお手伝いができればと思っています。
事務局次長
田口 正俊(たぐち まさとし)
お一人で悩まずに、ぜひご相談ください。以前、建設業の労働組合におりましたので、特に技能者や一人親方の方、ご自分の働いた履歴や元請の証明、労働者性があるかどうかなど、お困りの時にご支援できたらと思っております。
委託職員
斎藤 洋太郎(さいとう ようたろう)
母と妻が、労災患者です(脳卒中と脊髄損傷)。趣味は、日本を含む東亜の文化です。被害者・家族の人権を守りましょう。