胸膜プラーク(胸膜肥厚斑・きょうまくひこうはん)とは

What is Pleural Plaque?

アスベスト(石綿)ばく露との関連

胸膜プラーク(胸膜肥厚斑 きょうまくひこうはん)は、アスベストを吸った(ばく露した)人に起きるアスベスト特有の良性疾患です。胸膜プラークは、胸壁の内側の胸膜(壁側胸膜)に生じる局所的な肥厚で、診断には、胸部CT検査が有用です。

補償制度

胸膜プラークがあると、必ず重い病気に繋がることはありません。ただし、一定の方に中皮腫・肺がんが合併しますので、アスベストばく露の重要な所見として定期的に経過をみることは大切です。

過去に雇われてアスベスト業務に従事した方の場合は、石綿健康管理手帳制度という国の制度があります。また、胸膜プラークのある方が、肺がんなどのアスベスト関連疾患を発症した時は「労災保険」の補償対象になります。「石綿健康被害救済制度」の救済対象になる場合もあります。

肺がんと胸膜プラーク(胸膜肥厚斑)

 

肺がんの場合は、喫煙(タバコ)など他の原因も考えられるため、アスベストとの関連を疑っていない場合、胸膜プラークがあっても見逃される場合が多数あります。アスベストを吸われた方は、アスベスト関連疾患の専門医の診察を受けることをお勧めします。

詳しくは「見逃されやすい胸膜プラーク(胸膜肥厚斑)診断に専門医(名医)が必要な理由」をご覧ください。

(本項目の文章は2018年11月段階の内容です。2018年12月以降の変化は反映していない場合がある点ご了承ください。)