Activities in 2021
このページには、アスベストセンターが過去に実施したイベントの告知ページなどを保存しています。これから開催されるイベントではないのでご注意ください。
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このパブリックコメントは現在終了しています。
アスベストセンター名取医師と九州社医研センター田村医師が事務局を務める「職業性呼吸器疾患有志医師の会事務局」医師で、「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金」パブコメへの意見をまとめました。詳しくは添付ファイルをご参考下さい。
パブコメの応募者数も重要です。皆様下記のアドレスから、締め切りが短いので、1月5日までにメール等でご意見をお送りください。
e-govパブリックコメント の下部に「意見募集要領(提出先を含む)を確認しました」の□にチェックを入れると入力画面に進むことが出来ます。
事務局医師案 を、参考にしていただけますと幸甚に存じます。
このパブコメの締め切りは2022年1月5日です。このパブリックコメントは現在終了しています。
厚生労働省は、12月27日、建設アスベスト給付金の支給要件に関するパブリックコメントの募集を開始しました。
詳しくは「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等支給要件案(仮称)に関する御意見の募集について」をご覧ください。
建設アスベスト訴訟で初めて東北で提訴(仙台地裁)された「建設アスベスト東北訴訟」。
原告10名(被災者は7名)のうち8名は、アスベストセンターの会員さんです。
前回の期日より、対・国とは和解手続きの確認が進められ、対・建材メーカーとは、原告一人一人の被害立証を行う段階に突入しました。
今回の期日では、2名の原告・被災者(溶接工と内装・軽天工)について、準備書面が提出され、次回期日では残る2名について被害の主張を行う予定です。
被告の建材メーカー12社のうち、7社から反論書面が提出されており、残る5社もこれから反論書面を出し、原告の主張を否定してくると思われます。
弁護団の太田事務局長は報告集会の中で、「被災者一人一人から丁寧に聞き取り行い、しっかりと準備して今後の被告建材メーカーの反論に応えていく。激しい戦いが予想されるが、全国でも同じ裁判が行われているので、共に協力して進める。」と力強く話しました。
次回の弁論期日は2022年2月7日(月)15時に指定されました。
建設アスベスト訴訟で初めて東北で提訴(仙台地裁)された「建設アスベスト東北訴訟」。
原告10名(被災者は7名)のうち8名は、アスベストセンターの会員さんです。
全国で起こされている建設アスベスト訴訟のうち先行する4つの訴訟に対し、最高裁判所は5月17日に判決をくだし、被告である国と建材メーカーの責任を明確に認めました。
これを受けて、国は原告と和解することを発表しました。既に北海道や大阪の一部の原告は和解が成立しており、今後、全国で和解手続きが進んでいくものと思われます。
また、まだ訴訟を起こしていない同様の建設アスベスト被災者にも同じ基準で賠償する「建設アスベスト給付金」法が成立し、来年4月に施行開始を予定しています。
一方、被告建材メーカーは抵抗姿勢を崩さず、裁判を起こさなければ動かない状況にあります。
最高裁判決を受けて開かれた、東北訴訟の第4回・第5回弁論期日(7月19日・9月16日)は、対・国とは和解に向け手続きの確認が行われた一方、対・建材メーカーとは、いよいよ本格的な争いが始まりました。
第5回期日では、原告側は職種が大工・内装工である被災者3名について、就労期間・就労内容・アスベスト粉じんばく露期間等を記載した書面を裁判所に提出し、被告建材メーカーは、1社が反論書面を提出しました。今後も建材メーカー各社が反論書面を出し、原告の主張を否定してくると思われます。
小野寺弁護団長は第5回期日後の報告集会の中で、「東北訴訟は一段先に進んだ、まさに戦いはこれから。次回期日では、残り4人の原告について主張を行う。弁護団も一致団結して裁判に臨むので、ぜひ支援をお願いしたい。」と呼び掛けました。
次回の弁論期日は11月22日(月)15時に指定されました。
2005年のクボタショックは、6月29日の毎日新聞夕刊一面に掲載された大島さんの記事から始まった。
当日のいきさつやその後の展開、アスベスト問題の出会いや長年取り組んでおられる原子力問題のお話しなどを伺いながら、アスベスト問題を最もよく知るジャーナリストとして、これまでのご経験を記録に残すとともに、問題解決に向けてメディアが果たした役割や今後取り組むべき課題などについて考えていきたいと思います。
日時:2021年10月16日(土) 13時開場 開演13時30分〜
会場:オンライン(ライブ配信)
参加費:無料
参加申し込み:申込サイト からお申し込みいただくか、申し込み用紙 に必要事項のご記入いただいた後、ファックスでお送りください。
申込締め切り:2021年10月8日(金)
※ライブ配信は、ウェブ会議システム「zoom(ズーム)」を利用します。申し込みいただいた方には、開催前日までに申し込み時に指定したメールアドレス宛てに、アクセス方法(リンクURLならびにID)をご案内申し上げます。なお、SNS等で無断にアドレスを公開することはお控えください。
過去の講座は、こちらをご覧ください【YouTube 公開中!】
主催:中皮腫・じん肺・アスベストセンター
お問い合わせ: E-mail: info@asbestos-center.jp TEL: 03-5627-6007
建設アスベスト訴訟に関する無料の相談会を6月19日(土)に開催します。
詳しくはこちらをご覧ください。
2021年5月17日(月)、建設現場でアスベストを吸い込み、中皮腫や肺がんなどアスベスト関連疾患を患ったとして、元作業員と遺族が訴えた4件の建設アスベスト訴訟(神奈川、東京、京都、大阪)について、最高裁判所は、国と建材メーカーの賠償責任を認める判決を言い渡しました。(最高裁第1小法廷、深山卓也裁判長)
初の提訴から13年。同様の集団訴訟は全国の裁判所に相次いで起こされ、原告は1200人余りに上っています。
また、建設アスベスト訴訟の原告団は同日、政府が示した和解案を受け入れる方針を明らかにしました。和解内容は、国が原告に最大1300万円の和解金を支払うことが柱となっています。
アスベストセンターは建設アスベスト訴訟を長年に渡り支援しています。建設現場で働きアスベスト関連疾患を発症している方は、ぜひ私たちにご相談ください。
これから労災申請したいという方のご相談にも対応しています。ぜひご相談ください。
(2021年5月17日18時時点の速報記事となります。詳細は追って掲載していきます。)
建設現場でアスベストを吸い込み、中皮腫や肺がんなどを患ったとして、主に東北地方の建設現場で働いた元労働者3人と、死亡した元労働者の遺族7人の合わせて10人が、国と建材メーカーに損害賠償を求めた訴訟【建設アスベスト東北訴訟】 の第3回口頭弁論が5月13日、仙台地裁で開かれました。
原告の意見陳述は今回も感染予防の観点から、国とメーカーへの訴えを事前収録した動画DVDが証拠として裁判所に提出され、法廷で上映されました。
本来なら裁判所で、国と建材メーカーに自分の気持ちをぶつけたかったけれど、新型コロナにかかったら自分は生きていけないと思うと、出廷を断念せざるを得ませんでした。
意見陳述のビデオ収録では、たった数分の原稿を読み上げるのにも途中で息が上がり、とても苦労しました。
建設業で働いてアスベストの病気になった方、まだ労災申請していない方へ言いたことは、「自分の気持ちに正直に。もっともっと積極的に国や建材メーカーに本心をぶつけた方が良い。労災申請はした方がいい。」ということです。
私は、アスベスト被害はどうしたって国の責任だと思います。建材メーカーも大手だけでなくて、中小合わせて償って欲しいです。みんなその建材を使ったのですから。
最高裁判決には期待しています。でもこれで全ての問題が帳消しになり、解決するわけではありません。高齢者の中には、アスベスト被害者であっても自分が生きているうちには救済・補償されないと、労災申請も裁判も諦めている人がいると思います。せめて1日も早い救済を願います。
私もこれからも精一杯、声をあげてがんばります。
建設アスベスト訴訟のうち、4件の訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷は判決期日をいずれも5月17日に指定しています。この4件は横浜、東京、京都、大阪の各地裁に起こされた訴訟で、原告は計約500人。同種の訴訟の原告は、全国各地で千人を超えています。
高裁段階では判断が分かれており、今回の最高裁判決で統一的な判断基準を示す可能性が高いと考えられています。
なお、東北訴訟の次回期日は7月19日(月)15時に指定されました。
アスベストセンターは建設アスベスト訴訟を長年に渡り支援しています。東北訴訟の原告のうち8人は、この間アスベストセンターが支援してきた方々です。建設現場で働きアスベスト関連疾患を発症している方は、ぜひ私たちにご相談ください。
これから労災申請したいという方のご相談にも対応しています。ぜひご相談ください。
東北地方では、アスベストセンターのほか、宮城県を中心とした「宮城アスベスト患者・家族の会」などの支援団体が、アスベスト被害者の相談・支援活動をすすめています。
第4回目ゲスト:小坂 浩氏 × インタビュアー:名取 雄司氏 を公開しました。ぜひご覧ください。
建設現場でアスベストを吸い込み、中皮腫や肺がんなどを患ったとして、主に東北地方の建設現場で働いた元労働者3人と、死亡した元労働者の遺族7人の合わせて10人が、国と建材メーカーに損害賠償を求めた訴訟【建設アスベスト東北訴訟】 の第2回口頭弁論が3月1日、仙台地裁(小川理佳裁判長)で開かれました。
原告の一人で内装工の60代男性は、40代で肺がんを発症し左肺を切除。コロナ禍の現在、片肺で新型コロナへの恐怖に耐えながら生活しています。今回は裁判所に赴くことができないため、国とメーカーへの訴えを事前収録し、その動画DVDが証拠として裁判所に提出され、法廷で上映されました。「アスベストの怖さを知らないで働いてきた、国やメーカーから危険性を知らされなかった。」「左肺を切除して、胸に鉄板が入っているようだ、思い切り空気を吸えないことが一番つらい。」「最高裁が国の責任を認めたのは嬉しいが、私には時間がないかもしれない。1日も早い救済を願う。」
弁護団は、「コロナ禍ではあるが、原告の声を裁判所に届ける工夫を惜しまない」と話しました。
また、弁護団からは、建設現場の各作業工程における粉じんの発生状況をまとめた動画DVDが裁判所に提出されました。一般的には知られない建設作業の様子、アスベストばく露の実態が法廷に映し出され、屋根工や解体工などの屋外作業においてもアスベストばく露があることを示しました。なお、次回期日は5月13日(木)15時に指定されました。
建設現場でのアスベスト被害をめぐっては、国と建材メーカーの責任を求める裁判が全国各地で起こされており、現時点では地裁および高裁で合計12の判決が出ており、そのうち国の責任は11判決、企業の責任は6判決で認められています。
多くの判決は、国の損害賠償責任を3分の1としていますが、2021年2月の「大阪1陣」訴訟の高裁判決では国の損害賠償責任を2分の1とし、判断が分かれました。
アスベストセンターは建設アスベスト訴訟を長年に渡り支援しています。東北訴訟の原告のうち8人は、この間アスベストセンターが支援してきた方々です。建設現場で働きアスベスト関連疾患を発症している方は、ぜひ私たちにご相談ください。
2020年冬にご相談された方々は現在、私たちと協力して労災認定に関する書類を取り付けるなど、提訴に向けて着実に準備を進めています。
これから労災申請したいという方のご相談にも対応しています。ぜひご相談ください。
東北地方では、アスベストセンターのほか、宮城県を中心とした「宮城アスベスト患者・家族の会」などの支援団体が、アスベスト被害者の相談・支援活動をすすめています。
電話相談はこちら 080-8217-5022(担当:尾形)
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(オンラインは24時間相談受付中)
昨年中は、多大なご支援を賜り誠にありがとうございました。
本年も引き続き、全国の被災者の方々からのご相談に対応し、環境飛散の予防活動、調査・研究活動、患者と家族の会の事務局活動、アスベストの歴史をつなぎ未来を拓く活動、機関紙による広報活動に邁進してまいります。
また、本年前半には、建設アスベスト訴訟に関する最高裁判決が出されるものとの推測が強まっています。
2008年に提訴した東京地裁の原告、それまで提訴がなされていなかった地域でも被害が生じていたことを最高裁に示す意向で、昨年訴訟を提起した東北の原告の思いとともに、
アスベストセンターは今後も建設アスベスト訴訟を支援してまいります。
本年も皆様のご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。