2021年の活動

Activities in 2021

このページには、アスベストセンターが過去に実施したイベントの告知ページなどを保存しています。これから開催されるイベントではないのでご注意ください。

2021年5月24日
建設アスベスト訴訟 無料相談会を開催します。

建設アスベスト訴訟に関する無料の相談会を6月19日(土)に開催します。
詳しくはこちらをご覧ください。

2021年5月13日
建設アスベスト東北訴訟 第3回弁論期日

建設現場でアスベストを吸い込み、中皮腫や肺がんなどを患ったとして、主に東北地方の建設現場で働いた元労働者3人と、死亡した元労働者の遺族7人の合わせて10人が、国と建材メーカーに損害賠償を求めた訴訟【建設アスベスト東北訴訟】 の第3回口頭弁論が5月13日、仙台地裁で開かれました。

原告の意見陳述は今回も感染予防の観点から、国とメーカーへの訴えを事前収録した動画DVDが証拠として裁判所に提出され、法廷で上映されました。

= 今回訴えた、元大工の70代男性原告(石綿肺患者)の声 =

本来なら裁判所で、国と建材メーカーに自分の気持ちをぶつけたかったけれど、新型コロナにかかったら自分は生きていけないと思うと、出廷を断念せざるを得ませんでした。

意見陳述のビデオ収録では、たった数分の原稿を読み上げるのにも途中で息が上がり、とても苦労しました。

建設業で働いてアスベストの病気になった方、まだ労災申請していない方へ言いたことは、「自分の気持ちに正直に。もっともっと積極的に国や建材メーカーに本心をぶつけた方が良い。労災申請はした方がいい。」ということです。

私は、アスベスト被害はどうしたって国の責任だと思います。建材メーカーも大手だけでなくて、中小合わせて償って欲しいです。みんなその建材を使ったのですから。

最高裁判決には期待しています。でもこれで全ての問題が帳消しになり、解決するわけではありません。高齢者の中には、アスベスト被害者であっても自分が生きているうちには救済・補償されないと、労災申請も裁判も諦めている人がいると思います。せめて1日も早い救済を願います。

私もこれからも精一杯、声をあげてがんばります。

 

建設アスベスト訴訟のうち、4件の訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷は判決期日をいずれも5月17日に指定しています。この4件は横浜、東京、京都、大阪の各地裁に起こされた訴訟で、原告は計約500人。同種の訴訟の原告は、全国各地で千人を超えています。

高裁段階では判断が分かれており、今回の最高裁判決で統一的な判断基準を示す可能性が高いと考えられています。

 

なお、東北訴訟の次回期日は7月19日(月)15時に指定されました。

 

建設アスベスト訴訟

 

アスベストセンターは建設アスベスト訴訟を長年に渡り支援しています。東北訴訟の原告のうち8人は、この間アスベストセンターが支援してきた方々です。建設現場で働きアスベスト関連疾患を発症している方は、ぜひ私たちにご相談ください。

 

これから労災申請したいという方のご相談にも対応しています。ぜひご相談ください。

 

東北地方では、アスベストセンターのほか、宮城県を中心とした「宮城アスベスト患者・家族の会」などの支援団体が、アスベスト被害者の相談・支援活動をすすめています。

2021年4月12日
アスベスト問題を語り継ぐ連続講座 第4回
「自治体研究機関での約20年間のアスベスト分析業務とその後の活動」

第4回目ゲスト:小坂 浩氏 × インタビュアー:名取 雄司氏 を公開しました。ぜひご覧ください。

2021年3月1日
建設アスベスト東北訴訟 第2回弁論期日

建設現場でアスベストを吸い込み、中皮腫や肺がんなどを患ったとして、主に東北地方の建設現場で働いた元労働者3人と、死亡した元労働者の遺族7人の合わせて10人が、国と建材メーカーに損害賠償を求めた訴訟【建設アスベスト東北訴訟】 の第2回口頭弁論が3月1日、仙台地裁(小川理佳裁判長)で開かれました。

原告の一人で内装工の60代男性は、40代で肺がんを発症し左肺を切除。コロナ禍の現在、片肺で新型コロナへの恐怖に耐えながら生活しています。今回は裁判所に赴くことができないため、国とメーカーへの訴えを事前収録し、その動画DVDが証拠として裁判所に提出され、法廷で上映されました。「アスベストの怖さを知らないで働いてきた、国やメーカーから危険性を知らされなかった。」「左肺を切除して、胸に鉄板が入っているようだ、思い切り空気を吸えないことが一番つらい。」「最高裁が国の責任を認めたのは嬉しいが、私には時間がないかもしれない。1日も早い救済を願う。」

弁護団は、「コロナ禍ではあるが、原告の声を裁判所に届ける工夫を惜しまない」と話しました。

 

また、弁護団からは、建設現場の各作業工程における粉じんの発生状況をまとめた動画DVDが裁判所に提出されました。一般的には知られない建設作業の様子、アスベストばく露の実態が法廷に映し出され、屋根工や解体工などの屋外作業においてもアスベストばく露があることを示しました。なお、次回期日は5月13日(木)15時に指定されました。

建設現場でのアスベスト被害をめぐっては、国と建材メーカーの責任を求める裁判が全国各地で起こされており、現時点では地裁および高裁で合計12の判決が出ており、そのうち国の責任は11判決、企業の責任は6判決で認められています。

多くの判決は、国の損害賠償責任を3分の1としていますが、2021年2月の「大阪1陣」訴訟の高裁判決では国の損害賠償責任を2分の1とし、判断が分かれました。

東北アスベスト訴訟弁護団

アスベストセンターは建設アスベスト訴訟を長年に渡り支援しています。東北訴訟の原告のうち8人は、この間アスベストセンターが支援してきた方々です。建設現場で働きアスベスト関連疾患を発症している方は、ぜひ私たちにご相談ください。

2020年冬にご相談された方々は現在、私たちと協力して労災認定に関する書類を取り付けるなど、提訴に向けて着実に準備を進めています。

 

これから労災申請したいという方のご相談にも対応しています。ぜひご相談ください。

東北地方では、アスベストセンターのほか、宮城県を中心とした「宮城アスベスト患者・家族の会」などの支援団体が、アスベスト被害者の相談・支援活動をすすめています。


電話相談はこちら 080-8217-5022(担当:尾形)

オンライン相談はこちら 相談フォーム
(オンラインは24時間相談受付中)

2021年1月1日
あけましておめでとうございます。

昨年中は、多大なご支援を賜り誠にありがとうございました。

本年も引き続き、全国の被災者の方々からのご相談に対応し、環境飛散の予防活動、調査・研究活動、患者と家族の会の事務局活動、アスベストの歴史をつなぎ未来を拓く活動、機関紙による広報活動に邁進してまいります。

また、本年前半には、建設アスベスト訴訟に関する最高裁判決が出されるものとの推測が強まっています。

2008年に提訴した東京地裁の原告、それまで提訴がなされていなかった地域でも被害が生じていたことを最高裁に示す意向で、昨年訴訟を提起した東北の原告の思いとともに、

アスベストセンターは今後も建設アスベスト訴訟を支援してまいります。

本年も皆様のご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。

アスベスト被害防止関連法規の抜本改正を求めるパネルディスカッション(2020年5月15日開催)

建設アスベスト東北訴訟(2020年8月26日提訴)