建設アスベスト給付金制度

制度の概要、申請方法などについて
詳しくはこちらをご覧ください

NPO法人 中皮腫・じん肺・アスベストセンター

特定非営利活動法人(NPO法人)中皮腫・じん肺・アスベストセンターは、アスベスト(石綿)の吸入から約40年たって発症するアスベスト関連疾病のご本人やご家族の全国的相談窓口として、環境へのアスベスト(石綿)飛散の全国的相談窓口として、アスベスト(石綿)の調査・研究団体として、2003年に発足した民間の非営利団体です。

2023年12月には、東京都より特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受け、任意団体から特定非営利活動法人(NPO法人)へと移行しました。

皆さんのご相談を受けた職員が可能な限りアドバイスを無料で行い、必要に応じて理事である医師や弁護士、建築物石綿含有建材調査者等の専門家に相談し、被災者団体、全国の支援団体とも協力してご相談に応えます。

発足以来、私たちが労災等の補償問題でご相談を受けた累計は1000名を超えます。日本で初めてとなる中皮腫や肺がんの労災認定訴訟、国に対する賠償請求の裁判において、多数の勝訴判決に貢献してきました。また、建設工事関連の違法改築・解体工事の事前防止や事後解決に尽力し、建築物の調査や煙突用石綿断熱材について提言、再生砕石の危険も明らかにする取り組みを行ってきました。そうした経験が評価され、2016年に第31回東京弁護士会人権賞を受賞しています。

私たちは、今後数十年に及ぶアスベスト被害の解決に向け、環境アスベストばく露、屋内・屋外にとらわれない全産業における業務上アスベストばく露、家庭内・建物内のアスベストばく露、アスベストによる全ての被災者が公平に救済・補償されるよう活動していきます。

また、アスベスト飛散を防止して住民と働く者の生命と暮らしを守り、こどもたちがアスベストの被害を受けることのない、ノン・アスベスト社会の実現を目指します。

アスベスト(石綿)に関するご相談を24時間・無料で受け付けています。いつでもお気軽にご相談ください。

建設アスベスト訴訟
アスベスト問題を語り継ぐ連続講座
アスベスト濃度測定
省庁との交渉
アスベスト関連放棄の抜本改正
アスベストセンター賞
こどもたちにアスベストを吸入させないシンポジウム

最新のお知らせ

2024年10月10日
アスベスト問題を語り継ぐ連続講座 第9回
書籍『アスベスト禍はなぜ広がったのか』ー著者が語るアスベストの基礎的な歴史

第9回目ゲスト:南 慎二郎氏(立命館大学) × インタビュアー:名取 雄司氏(アスベストセンター理事長)

アスベストは19世紀後半には欧米を中心に本格的な産業利用が始まり、世界で大量に使用されてきています。
日本でも近代化に連動して欧米のアスベスト製品や製造技術が流入し、国内でのアスベスト消費量の増加やアスベスト産業の発展、そしてアスベストによる健康被害の発生や規制・対策など、100年以上にわたるアスベストに関する歴史があります。
そのアスベストの歴史を網羅的にまとめた書籍である『アスベスト禍はなぜ広がったのか 日本の石綿産業の歴史と国の関与』(中皮腫・じん肺・アスベストセンター編、日本評論社、2009年)の内容を中心に、この本の主な執筆担当者の一人である南氏にアスベストの基礎的な歴史について語っていただきます。

案内チラシ・申込用紙

日時:2024年11月16日(土) 13時30分開場 14時00分開演
会場:オンライン(ライブ配信)
参加費:無料
参加申し込み:申込サイト からお申し込みいただくか、申込用紙 に必要事項のご記入いただいた後、ファックスでお送りください。
申込締め切り:2024年11月11日(月)

※ライブ配信は、ウェブ会議システム「zoom(ズーム)」を利用します。申し込みいただいた方には、開催前日までに申し込み時に指定したメールアドレス宛てに、アクセス方法(リンクURLならびにID)をご案内申し上げます。なお、SNS等で無断にアドレスを公開することはお控えください。

過去の講座は、こちらをご覧ください。【YouTube公開中!】

主催:中皮腫・じん肺・アスベストセンター お問い合わせ: E-mail: info@asbestos-center.jp TEL: 03-5627-6007

2024年7月16日
第1回 アスベストセンター賞 決定

2023年に創設された「アスベストセンター賞」の第1回受賞者が決定しました。
初開催となる記念すべき回でアスベストセンター賞に輝いたのは、文芸賞部門が、方 政雄(ぱん じょんうん)さん=兵庫県在住73歳と、 エッセー賞部門が、後藤 里奈(ごとう りな)さん=東京都在住35歳です。
審査員特別賞および研究特別賞の受賞者、各賞の作品と選評はこちらをご覧ください。

第1回は2023年10月より募集を開始し、4部門合計で32作品、4論文の応募がありました。
また、全国(1都2府17県、北は岩手・秋田県から南は沖縄県まで)から、そして幅広い年齢層の方々(最年少が17歳(フォト賞部門)、最高齢が76歳(文芸賞部門))から作品が集まりました。

受賞者への賞状等の贈呈式は2024年7月20日に尼崎市で行う予定です。

なお、次回の「第2回アスベストセンター賞2024」は2024年12月から募集を開始する予定です。

2024年6月24日
NPO法人 中皮腫・じん肺・アスベストセンター 第1回通常総会終了のお知らせ

2024年6月24日18時より、第1回通常総会が開催され、全議案が議決されました。
NPO法人団体として初めて迎えた通常総会ではございましたが、会員の皆様のご協力により滞りなく終了できましたので、ご報告申し上げます。
今後ともご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

議案書はこちらから ご確認ください。

2024年4月1日
NPO法人としての事業活動を開始、ウェブサイトをNPO版に刷新

本年度より、当団体はNPO法人として事業活動を行います。
一人でも多くのアスベスト被災者が公平に補償・救済され、こどもたちが将来アスベストの被害を受けることのない「ノン・アスベスト社会」の実現を目指し活動していくことは、任意団体時代の理念と何ら変わりありません。
これからも、ぜひ多くの方に私たちの目的に賛同いただき、活動を支えていただきたいと願っています。
引き続き変わらぬご支援をよろしくお願いします。

NPO法人中皮腫・じん肺・アスベストセンターへの入会とご寄付のお願い

2024年3月31日
医療講演会「悪性胸膜中⽪腫に対する薬物療法の現況」のビデオを公開

2023年7月29日に開催した医療講演会「悪性胸膜中⽪腫に対する薬物療法の現況」のビデオを公開しました。
坂下博之医師(横須賀共済病院 化学療法科部⻑、呼吸器内科医⻑)が、悪性胸膜中⽪腫について、2023年段階における薬物療法の最新情報を患者さん、そのご家族向けにわかりやすく講演されています。