写真展 静かな時限爆弾=アスベスト被害

Photo Exhibition

じん肺被災者からのメッセージ
撮影●今井 明
 アスベスト(石綿)は発ガン性物質です。肺に吸入されるアスベストや粉塵の大きさは10ミクロン以下、目に見えません。本人が時には気づかずに吸入し、30〜50年後に中皮腫(ちゅうひしゅ)・肺癌・じん肺という肺の病気が起こります。1950〜70年代造船、建築、その他の産業からの粉塵が、今被害を起こしつつあります。また、未だに住宅用建材など身近でも使われています。アスベストによる中皮腫で2000年からの40年間、日本で10万人死亡という予測がなされ、「静かな時限爆弾」と呼ばれています。せき・たん・動く時の息切れ・死の恐怖、病気の苦しみは本人と家族を襲います。その一方で、仕事を続けた自負と誇り、家族のきずな、人生の苦楽、生きること。写真は多くを伝えます。 世界第2のアスベスト消費国であった日本も、アスベスト使用禁止が近づいてきました。しかし現在まで使用されたアスベストの飛散対策、被災者への健康対策が不十分な状態が続いています。被災者からのメッセージは、私たちが今後歩む方向を静かに語りかけています。
地図 東京芸術劇場展示室1
東京都豊島区西池袋1−8−1
TEL 03-5391-2111
FAX 03-5391-2215
写真展 静かな時限爆弾=アスベスト被害実行委員会
共催 石綿対策全国連絡会議東京労働安全衛生センター/中皮腫じん肺アスベストセンター(準)/じん肺アスベスト被災者救済基金(社)神奈川労災職業病センター/建設じん肺被災者の会・東京/全国じん肺患者同盟建設東京支部/全建総連東京都連合会/建設ユニオン/東京建設従業員組合/東京都建設組合

連絡先
NPO法人東京労働安全衛生センター 江東区亀戸7-10-17 Zビル5階 TEL (03)3683-9765 FAX (03)3683-9766
(社)神奈川労災職業病センター 横浜市鶴見区豊岡町20-9 サンコーポ豊岡505 TEL (045)573-4289 FAX (045)575-1948

●この企画は、全労済の環境保全活動助成を受けています。