Activities in 2009
このページには、アスベストセンターが過去に実施したイベントの告知ページなどを保存しています。これから開催されるイベントではないのでご注意ください。
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バーミキュライト(蛭石、ひる石)吹付けの石綿含有関連の問題のQ&Aを作成しました。モンタナ州リビーの災害については、立命館大学政策科学部の森裕之准教授の論文「モンタナ州リビーにおけるアスベスト災害、政策科学、2008年3月」に詳しく書かれています。森裕之先生のご許可を頂きまして掲載させて頂きましたのでご参照ください
講演会とシンポジウム 「建築物の石綿対策はどうあるべきか?」を開催しました。(PDFファイル参照)各方面の関係者、70名の参加者が、講演と討論に熱心に参加されました。
ー今も続く石綿の飛散、調査・分析・管理・除去の実情はー
適切な調査・分析・管理・除去の促進のため、公的調査士制度、除去工事ライセンス制の導入、建築物等石綿対策推進法の制定を通じて、子供たちにアスベストを吸わせない、みんながアスベストを吸わない日本を創ろう。
場所 千代田区神田駿河台3-7 スター研修センター 3F会議室 Earth(アース)
講演
10時30分−12時30分、13時15分−15時
シンポジウム「建築物等の石綿対策はどうあるべきか?」
会場討論
費用(資料代込み) 2000円
主催 中皮腫・じん肺・アスベストセンター
共催 石綿対策全国連絡会議 中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会
亀戸駅西口駅ビル「アトレ」6階アトレホールにて、13時30分から第7回中皮腫・じん肺・アスベストセンター総会を開催しました。14時30分からの中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会の総会を経て、15時30分から村山武彦 早稲田大学教授による書籍出版記念講演「アスベスト禍はなぜ広がったのか 日本の石綿産業の歴史と国の関与」が行われました。17時過ぎから懇親会も同じ会場で行いました。なお、総会での決定事項はこちらをご覧下さい。
日本評論社より、書籍「アスベスト禍はなぜ広がったのか 日本の石綿産業の歴史と国の関与」を発行致しました。世界と日本の石綿産業の歴史を調べ、さらにそれへの国の関与を明らかにし、健康被害の拡大がなぜ防げなかったのかを問う、内容です。石綿に関連する団体や個人にとって重要な内容の書籍です。是非ご購入ください。
2003年の設立以来、私達は多くの皆様からお寄せ頂いた電話やメールのご相談に応じて、回答をさせていただいて参りました。質問と回答の内容には、多くの方が聞きたい内容も含まれていると思われました。2006年から2008年、ひまわり診療所の名取雄司医師が研究者として行った、厚生労働科学研究費補助金安全衛生総合研究事業、リスクコミュニケーションマニュアル作成に、皆様からの質問と私達の回答をプライバシーの保護を絶対条件として、アスベストセンターとしても協力して参りました。その成果として、「石綿に関するリスクQ&A、石綿ばく露に関する健康障害リスクに関する疫学調査の開発研究別冊:p1-188」として、2009年3月に成果としてまとまりました。PDFファイルをご参照ください。この内容により、多くの方のアスベストに関する疑問が解消して頂ければ幸いです。また、この関ご質問頂いた多くの方に、また回答に協力して頂いた多くの方に感謝しています。ありがとうございました。
2008年は、審査会での事案を含め複雑なご相談が増加し、厚生労働省による事業所公開が定着した年でした。2009年は、書籍の出版、重要な裁判の判決、建物の既存石綿対策での動き、等がある年と考えています。被災者の支援、あらたな石綿飛散の防止、過去の問題の解明にむけて活動して参ります。皆様の更なるご支援をよろしくお願い申し上げます。