2009年の活動

Activities in 2009

このページには、アスベストセンターが過去に実施したイベントの告知ページなどを保存しています。これから開催されるイベントではないのでご注意ください。

2009年11月3日 石綿Q&A追加

バーミキュライト(蛭石、ひる石)吹付けの石綿含有関連の問題のQ&Aを作成しました。モンタナ州リビーの災害については、立命館大学政策科学部の森裕之准教授の論文「モンタナ州リビーにおけるアスベスト災害、政策科学、2008年3月」に詳しく書かれています。森裕之先生のご許可を頂きまして掲載させて頂きましたのでご参照ください

2009年11月15日(日) 講演会とシンポジウム

講演会とシンポジウム 「建築物の石綿対策はどうあるべきか?」を開催しました。(PDFファイル参照)各方面の関係者、70名の参加者が、講演と討論に熱心に参加されました。

ー今も続く石綿の飛散、調査・分析・管理・除去の実情はー

適切な調査・分析・管理・除去の促進のため、公的調査士制度、除去工事ライセンス制の導入、建築物等石綿対策推進法の制定を通じて、子供たちにアスベストを吸わせない、みんながアスベストを吸わない日本を創ろう。

場所 千代田区神田駿河台3-7 スター研修センター 3F会議室 Earth(アース)

講演
10時30分−12時30分、13時15分−15時

  1. 建物の石綿の飛散によるリスク、健康被害
    村山武彦
    山本和代(中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会・岡山支部)
    長松康子
  2. 建物調査  実情と公的調査士制度の新設
    落合伸行
    脇坂章博 
  3. 分析    実情と今後の課題
    小坂浩
    外山尚紀
  4. 管理    実情、所有者の責任、今後の方向性
    位田浩
    名取雄司
  5. 除去    問題工事の実情、除去工事の今後
    落合伸行
    大越慶二
  6. 監督体制  その実情と今後の制度の方向
    脇坂章博
    名取雄司
  7. 石綿対策の全体的法制度 −石綿対策基本法の新設−
    古谷杉郎
  8. 建築物の石綿対策 −建築物等石綿対策推進法の新設−
    名取雄司

シンポジウム「建築物等の石綿対策はどうあるべきか?」
会場討論

費用(資料代込み) 2000円

主催 中皮腫・じん肺・アスベストセンター
共催 石綿対策全国連絡会議 中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会

2009年7月18日 第7回 アスベストセンター総会 書籍出版記念講演

亀戸駅西口駅ビル「アトレ」6階アトレホールにて、13時30分から第7回中皮腫・じん肺・アスベストセンター総会を開催しました。14時30分からの中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会の総会を経て、15時30分から村山武彦 早稲田大学教授による書籍出版記念講演「アスベスト禍はなぜ広がったのか 日本の石綿産業の歴史と国の関与」が行われました。17時過ぎから懇親会も同じ会場で行いました。なお、総会での決定事項はこちらをご覧下さい。

2009年6月21日「アスベスト禍はなぜ広がったのか」発売

日本評論社より、書籍「アスベスト禍はなぜ広がったのか 日本の石綿産業の歴史と国の関与」を発行致しました。世界と日本の石綿産業の歴史を調べ、さらにそれへの国の関与を明らかにし、健康被害の拡大がなぜ防げなかったのかを問う、内容です。石綿に関連する団体や個人にとって重要な内容の書籍です。是非ご購入ください。

2009年6月4日 「石綿に関するリスクQ&A」が完成しました。

2003年の設立以来、私達は多くの皆様からお寄せ頂いた電話やメールのご相談に応じて、回答をさせていただいて参りました。質問と回答の内容には、多くの方が聞きたい内容も含まれていると思われました。2006年から2008年、ひまわり診療所の名取雄司医師が研究者として行った、厚生労働科学研究費補助金安全衛生総合研究事業、リスクコミュニケーションマニュアル作成に、皆様からの質問と私達の回答をプライバシーの保護を絶対条件として、アスベストセンターとしても協力して参りました。その成果として、「石綿に関するリスクQ&A、石綿ばく露に関する健康障害リスクに関する疫学調査の開発研究別冊:p1-188」として、2009年3月に成果としてまとまりました。PDFファイルをご参照ください。この内容により、多くの方のアスベストに関する疑問が解消して頂ければ幸いです。また、この関ご質問頂いた多くの方に、また回答に協力して頂いた多くの方に感謝しています。ありがとうございました。

2009年1月1日 あけまして、おめでとうございます。

2008年は、審査会での事案を含め複雑なご相談が増加し、厚生労働省による事業所公開が定着した年でした。2009年は、書籍の出版、重要な裁判の判決、建物の既存石綿対策での動き、等がある年と考えています。被災者の支援、あらたな石綿飛散の防止、過去の問題の解明にむけて活動して参ります。皆様の更なるご支援をよろしくお願い申し上げます。