地震・震災

Earthquake

このページは2023年以前に当センターが任意団体時代に作成したページです。アスベストに関する問題の中には普遍的な事実も多くあるため、2024年4月時点で変わらない内容は、そのまま掲載しています。
(2024年4月 NPO法人中皮腫・じん肺・アスベストセンター)

(1)震災の際の石綿吸入の備えについて

  東南海地震、東京直下型地震を考えた時に、2010年代に起きた時は自分達の身は自分達で守るしかないと思います。建物のどこに石綿があるかという調査は徐々に進んでいくと思いますが、法制化もないと10年の単位でないときちんとはできない。それ以前におきた地震の際の石綿吸入防止対策では、個人防護も必要で国家検定つきの防塵マスクが必要です。簡易マスクではなく、建築作業者が使っている国家検定つき防塵マスクが4000円前後で売っています。防塵マスクを防災避難用具の中に入れておくことが、リスク管理としては必要です。防災基本計画の中で一度もアスベスト対策は検討されていない点も問題です。

  震災の際の総合的な話として名取が2012年に明治大学で行った講演の改変資料を参考に掲載します。

震災とアスベストについて

(2)シンポジウム 地震とアスベスト

−阪神大震災から10年。今後のアスベスト対策は十分か?− 2004年8月22日

2004年に行われた4回連続シンポジウムの第3回の採録です。

基調報告

寺園 淳氏
(独立行政法人 国立環境研究所 社会環境システム研究領域 資源管理研究室)

齋藤宏保氏
(コーディネーター、東京農工大学大学院客員教授、元NHK解説主幹)

プロローグ

建造物のどこに石綿は使われているのか?

牧 哲史氏(国土交通省 総合政策局 建設業課 建設業技術企画官)

プロローグ アスベストとの関わりは

大越慶二氏(環境コンサルタント)

プロローグ 阪神淡路大震災当時の状況

中地重晴氏(環境監視研究所)

第1部 阪神淡路大震災でアスベストは飛散したのか?

第2部 なぜ飛散を防げなかったのか?

第3部 教訓を生かすためにはどうすれば良いのか

第4部 まとめと提言

告知チラシ(PDFファイル)

(3)中越沖地震での私たちの取組み

2004年秋に発生した中越地震の関連情報をお知らせします。

  • 11月3日の小千谷市内の石綿濃度測定の結果 が、11月15日に作業環境測定士(東京労働安全衛生センター)の外山尚紀氏より報告されました。
  • 石綿建材の扱いについて、建設副産物リサイクル広報推進会議が「建築物の解体等に伴う有害物質の適切な取扱い」という、わかりやすいパンフレットを作成しています。詳しくは次のHPでhttp://www.zenken-net.or.jp/ 御覧下さい。
  • 2005年5月22日、小千谷市で中越地震とアスベストに関するシンポジウムが開催されました。地震とアスベストに関する、現時点での問題点が明らかにされました。7月に当HPに掲載予定でしたが、6月末以降の相談と取材の殺到で、掲載が大幅に遅れております。ご迷惑をおかけしておりますが、急ぎ掲載の予定です。

(4)東日本大震災の際の私たちの取り組み

(5)新たな震災の際のアスベスト関連の情報

今後大規模な震災が起きた際に、随時情報を掲載する予定です。

(6)マスクプロジェクト

大地震が起きると、倒壊した古い建物から大量の粉じん(ほこり)やアスベスト (石綿)が飛散する場合があります。粉じんやアスベストを吸い込まないためにマスクの配布に取り組むプロジェクトを行なっています。