What is Asbestos Lung Cancer?
肺がんには、原発性(げんぱつせい)肺がんと転移性(てんいせい)肺がんがあります。原発性肺がんは、気管支や肺をおおう細胞(上皮細胞)を元にできた肺がんを言います。
転移性肺がんは、肺以外の臓器(前立腺、大腸、肝臓、乳房、腎臓等)に原発したがんが肺に転移した場合を言います。多くの転移性肺がんは原発臓器で大きく肺に多発するため区別できますが、稀に原発臓器で小さく肺に多発しない場合、原発性肺がんと間違う場合があります。
原発性肺がんは、非小細胞肺がんと小細胞肺がんの二つに大きく分けられます。小細胞肺がんは肺がん全体の約10~15%、残る85~90%が非小細胞肺がんです。小細胞肺がんと非小細胞肺がんでは、病気の特徴や治療の効果が異なることが知られています。(表1)
また、アスベスト由来の肺がんは、組織型に関係なく発生します。
組織分類 | 多く発生する場所 | 大まかな特徴 | |
非小細胞 肺がん |
扁平上皮がん | 肺門(肺野の発生も高くなっている) |
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大細胞がん | 肺野 |
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腺がん | 肺野 |
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小細胞 肺がん |
小細胞がん | 肺門・肺野ともに発生する |
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(本項目の文章は2019年3月段階の内容です。2019年4月以降の変化は反映していない場合がある点ご了承ください。)