アスベスト問題を語り継ぐ連続講座 第9回

Lecture Series : Handing Down the Asbestos Issue

中皮腫・じん肺・アスベストセンター
アスベスト問題を語り継ぐ連続講座 第9回
書籍『アスベスト禍はなぜ広がったのか』—著者が語るアスベストの基礎的な歴史

第9回 ゲスト:南慎二郎(立命館大学・授業担当講師)×インタビュアー:名取雄司

収録日時: 2024/11/16(土)

【概要】

アスベストは19世紀後半には欧米を中心に本格的な産業利用が始まり、世界で大量に使用されてきています。日本でも近代化に連動して欧米のアスベスト製品や製造技術が流入し、国内でのアスベスト消費量の増加やアスベスト産業の発展、そしてアスベストによる健康被害の発生や規制・対策など、100年以上にわたるアスベストに関する歴史があります。そのアスベストの歴史を網羅的にまとめた書籍『アスベスト禍はなぜ広がったのか 日本の石綿産業の歴史と国の関与』(中皮腫・じん肺・アスベストセンター編、日本評論社、2009年)の内容を中心に、この本の主な執筆担当者の一人である南氏にアスベストの基礎的な歴史について語っていただきます。

【みどころ】

  • ゲスト紹介・はじめに
  • 序. 本報告の背景や概要について
  • アスベスト使用の歴史
  • 戦前におけるアスベスト産業の形成
  • 日本のアスベスト鉱山開発の歴史
  • 国家統制 戦中・戦後におけるアスベスト使用の管理
  • 1960年代までのアスベスト使用
  • 商社とアスベスト
  • アスベストによる健康被害の認識
  • 国による規制とアスベスト産業の動向
  • アスベスト禍はなぜ広がったのか

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