中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会のご案内

JAMARDVF

会への加入と設立総会のご案内

 悪性中皮腫(胸膜・腹膜等)やアスベストによる肺癌は、アスベストを吸入して約40年後に突然発病する、予後がかんばしくない事が多い病気です。ご本人やご家族の身体的・精神的苦痛も極めて多く、病棟で同じ病気の方がいない場合も多いため、多くのご本人やご家族が「私達は、孤独だった。」と訴えられています。悪性中皮腫の80%は、職業によるアスベスト曝露が原因とされていますので、本来自己負担のない労災保険で療養できるのですが、健康保険で治療が行われている現状があとをたちません。

 1987年に消費者団体・医療団体・NPO・労働組合が参加して設立され、日本のアスベスト規制を先頭で推進してきた石綿対策全国連絡会議が2002年5月に実施した厚生労働省交渉に、悪性中皮腫とアスベスト肺癌の遺族が、初めて参加しました。その後の本人や遺族の交流の中で、「全国の、悪性中皮腫・アスベスト肺癌・等の医療相談と、労災申請等の支援に応じられる団体を創りたい。」「全国の、悪性中皮腫・アスベスト肺癌・良性石綿胸水(良性石綿胸膜炎)等のアスベスト疾患の本人と家族が、交流しあい、支え合いのできる会を創りたい。」という声が高まりました。

 前者の声に答え昨年9月に全国のホットラインを実施し相談と支援を開始、12月に設立されたのが、「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」でした。後者の声に答え今回設立されるのが、「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」です。交流が始まった地域も出ています。

 悪性中皮腫・アスベスト肺癌・良性石綿胸水(良性石綿胸膜炎)・びまん性胸膜肥厚のご本人とご家族の皆さん。是非、個人で正会員になって下さい。

 アスベスト肺と合併症で労災認定された方とご家族、アスベスト曝露を過去に受けた方とご家族、医療及び福祉関係者、労働組合、NPO、報道関係者、その他の会の目的に賛同される皆様。個人として団体として是非、賛助会員になって下さい。詳しくは下記事務局までご連絡ください。

 なお設立総会が、2004年2月7日(土)午後3時半、懇親会が5時から、東京・早稲田奉仕園・日本キリスト教会館6階7ABC会議室(地図のページ)で開催されます。是非、ご参加下さい。

〒136‐0071東京都江東区亀戸7-10-1 Zビル5階
中皮腫・じん肺・アスベストセンター内
中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会 事務局 担当 植草
Tel : 03-5627-6007 Fax : 03-5683-9766
E-mail: info@asbestos-center.jp