Activities in 2008
このページには、アスベストセンターが過去に実施したイベントの告知ページなどを保存しています。これから開催されるイベントではないのでご注意ください。
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2006年6月に佐渡市両津小でおきた吹き付け石綿除去時の飛散事故は、2005年6月のクボタショック後の、国の吹き付けアスベスト対策の結果による飛散事故の典型と言われています。1年かかりで、社会的背景、技術的側面、濃度推定等を検証した委員会の報告書が公開されました。第3章で、ベテラン除去業者においても除去時の飛散事故が5%に及んでいること、日本における様々な飛散事故要因の分析が初めて行われており、飛散事故対策に関係する建築業、石綿除去業、監督署、自治体大気部局関係者必見の内容です。第2章と第7章の再発防止対策では、公共工事等でアスベスト除去工事関係者に必須の情報があります。是非ご一読ください。
開設5年目でHPのデザインのリニューアルを行いました。情報量の増大に応じ1行の文字数を増やし、スクロールが少なくても見やすいHPとなるように、心がけました。これからも、このHPからアスベストの様々な情報を発信して参ります。
講演:「自治体のアスベスト調査への提言」 村山 武彦さん (早稲田大学理工学部教授)
報告:大田区、江東区、川崎市、鶴見などの住民のアスベスト被害の取り組み
場所:JR亀戸駅ビル・アトレ亀戸6階「アトレ・ホール」
自治体とアスベストシンポジウムが開催され、全国から60名ほどの参加者が集まりました。くわしくはこちらをご覧ください。
報道関連・資料・通達のページが、斉藤淳一さんの1年以上の資料作成により、新しくリニューアルしました。過去の石綿の新聞報道、国の関連通達、国会における審議、国立公文書館、石綿協会誌、その他資料が充実しています。是非ご覧ください。
2005年11月1日から、アスベストセンターの運営委員である外山尚紀氏(作業環境測定士・労働衛生コンサルタント)が勤務されている東京労働安全衛生センターが、空気中のアスベスト濃度測定の受付、アスベスト建材の有無と含有率分析の受付、改築時のアスベスト対策の相談を開始致します。詳しくお知りになりたい方は、こちらのウェブサイト をご参照下さい。
第6回総会が、東京安全センター会議室(亀戸)で開催され、1号議案「2007年度活動報告」、2号議案「2007年度決算」、3号議案「2008年度活動方針」、4号議案「2008年度予算」、5号議案「2008年度役員体制」が承認されました。詳しくは、こちらのページをご覧ください。
今回私たちの要望に応じ平成17年、18年の労災認定事業場の公表が行われましたが、以下の内容のとおり、極めて不十分な情報公開にとどまっており、健康対策、被災者の補償・救済のために、十分な情報の収集と公開が必要と考えます。(詳細はこちらをご覧ください)
市民講座「悪性中皮腫の克服にむけて」が、2月16日(土)14時30分〜16時30分に、TKPお茶の水ビジネスセンター14階ホールにて、厚生労働科学研究費と科学技術振興調整費の二つの研究班の合同で開催されました。悪性中皮腫の検診 江口研二東海大臨床腫瘍学教授、悪性中皮腫の症例登録 西本寛国立がんセンターがん対策情報センター室長、基礎医学からのアプローチ 大槻剛巳川崎医大衛生学教授、アスベストによる病気の治療 中野孝司兵庫医大呼吸器内科教授」が講演されました。会場には、中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会の会員が多く参加し、日本の中皮腫登録の在り方が、研究者だけのものでなく本当に患者や家族のためになるように、切実な意見が続きました。司会の大槻教授、西本寛国立がんセンターがん対策情報センター室長が誠実に返答されました。詳しくはPDFファイルをご覧ください。
石綿新法施行2年の昨年は、相談窓口の増加もあり相談件数は減少しましたが、石綿肺癌や稀な曝露事例を含め複雑なご相談が増加した年でした。2008年は、調査研究のまとめ、厚生労働省による春までの事業所公開、重要な裁判の判決、2009年3月までの石綿新法の時効時期前の準備、等が予想される年になります。補償制度、建物、環境、廃棄物・地震等に関する提案・提言が必要と考えています。昨年までと同様、被災者の支援、あらたな石綿飛散の防止、過去の問題の解明にむけて活動して参りますので、皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。
中皮腫・じん肺・アスベストセンター