Beware of asbestos work in schools
中皮種・じん肺・アスベストセンターには、保育園、幼稚園、学校施設の改築・改修工事に伴うアスベスト対策についての相談が寄せられます。一般の改築工事で、建材の調査ミス、飛散防止対策のミス(意図的・非意図的)が、省庁の立ち入り検査でも一定数報告されていますが、残念ながら学校においても同じことが起きています。
お子さんが通う保育園、幼稚園、学校の改築・改修工事で、安全なアスベスト対策が行われるか心配です。それは数十年後の健康や生命(いのち)を脅かすからです。保育園、幼稚園、学校の保護者向け説明会では、安全な工事を行うと説明しますが、事業者の説明は一般的で、アスベストの専門家が同席すると調査ミスや施工の不備が少なからず見つかるのが現状です。工事説明会がそもそも予定されていない、説明会を求めても安全な工事を行うとの一点張りで、工事の内容を説明しようとすらしない場合も珍しくありません。
この間アスベスト除去工事を子どもたちが在園・在校中に実施して、子どもたちにアスベストを吸わせてしまう事故が続いています。工事にかかる費用や工事期間を長くできない、保育園は一時的でも休園させにくいなどの理由で、特に私立の保育園、幼稚園、学校で飛散問題が起きやすい傾向にあります。
保育園、幼稚園、学校施設の改築・改修工事や解体工事に伴うアスベスト対策では、以下のことが重要です。
アスベストセンターへのご相談は、環境・建材相談専用ダイヤル 090-5351-7413 (担当・永倉/月曜日の午前午後と水・金曜日の午前)。緊急時はいつでもどうぞご連絡ください。