Visiting Quake-hit Area in Chuuetsu
11月3日、外山・永倉・名取で、東京駅から越後湯沢駅へ、越後湯沢駅から代行バスで関越経由で長岡駅へ向かいました。
バスから見る限りでは、川口町が道路の陥没や民家の倒壊や最も目立ちました。長岡市の駅は報道と異なり倒壊の危険はなく、駅周辺の建物も民家も多くは正常で既に日常生活が始まっていました。
長岡市から国道で小千谷市に向かいました。道路の変化が多いのに比べて、小千谷市でも建物の倒壊は40数件との事で、倒壊は一部の民家等に限定されています。しかし車を降りて市街地の一部を歩きますと、鉄骨建築の外壁や天井がはがれて、吹きつけ石綿(と思われるもの)がむきだしになっていたり、一部では道路に落ちている状況でした。
ガス等のライフラインが復旧中で、複数の建築教授や学生が建物調査を実施していました。私達が視察した範囲では木造の民家1軒のみで解体工事が始まっていましたが、多くの鉄骨や民家では改築や解体は全く行われていません。街の声では、「11月末から12月中に建物の解体・改修を行いたい。」との事で、余震がおさまりライフラインが戻った11月中旬以降で大量の積雪前が、解体・改築工事のピークと思われます。
1時間限定で濃度測定を2カ所で実施し、道路上の吹きつけ石綿(疑い)と石綿含有建材(疑い)のサンプルを採取しました。
最後に小千谷市役所の建設課に伺い、吹きつけ石綿(とおもわれる)箇所の現状をお伝えし、今後の石綿除去工事及ぶ石綿含有建材工事の際の注意をお願いしました。厚生労働省の新潟県宛て通達は見ていないとの事で、お渡しししました。神戸市が石綿除去工事を実施された経過等も詳しく知りたいご意向でしたので、資料をお送りする約束を致しました。
現地の写真をお示しします。